保湿をした後の油断が乾燥肌を悪化させる

私たちの肌は、皮脂の膜が薄く覆っていることで、バリア機能を果たしています。
外からの刺激から守るだけではなく、肌にある水分や美容成分が外に出ていかない様にする役割も果たしています。
ところが、年齢や体調でも、このバリア機能が十分に働かないケースもあります。

乾燥肌や敏感肌では、この防御機能が足りないのですが、ほとんどの方は「化粧水を浸透させるだけで十分だと思い込んでいる」と言われています。
化粧水をつけると、一時的に角質層は保湿で潤いが満たされますが、それだけでは時間とともに水分が失われていきます。
肌表面にクリームなどの油分で、膜を作るとバリア機能を補うことが出来るので、基礎化粧品は3ステップに分かれているのです。

もちろん、肌の奥まで潤っていないのにバリア機能だけ強化しても意味がありません。
角質層で水分を維持するにはセラミドの保水力も必要ですし、コラーゲンやエラスチン、また肌の中でしっとりとまとまるには細胞間脂質も必要です。
しっかり補うための化粧水・美容液を浸透させてから、守るためのクリームをつけるプロセスが、とても大切です。

毎日忙しい中でスキンケアの時間を取るのは難しいので、オールインワン化粧品を使用する人が増えています。
また、洗顔石鹸のランキングにある洗顔フォームも併用する人もおおいです。
個人差があるので1ステップで十分という人もいますが、ほとんどの場合、全ての効果をまとめたものでは効果が期待できません。
例えば、シャンプーとリンスが一緒になったオールインワンでヘアケアをする人に美容師が、「これでは意味がない」と言う様に、順番を守って使うから効果を発揮するものはたくさんあります。
洗顔をして、スキンケアの後にメイクをする、と言う流れも、きちんとした理屈があってしているのではないでしょうか?
スキンケアにも順番を守った方が良いプロセスがあるのも納得出来ます。

もし、オールインワン化粧品が万能で、誰にでも効果を発揮するのなら、化粧品業界も3ステップスキンケアは販売しなくなるでしょう。
私たちの肌質は千差万別で、それぞれに求めるものが違うため、様々な選択肢が用意されています。
3ステップスキンケアが、定番として残っているのは、この確かな効果が認められているからと言う事です。

乾燥肌は放っておくと敏感肌も混在してケアが大変になります。
肌力を落とさずに、乾燥肌改善をするには、肌の基本に忠実なケアをするのがオススメです。
化粧水・美容液・クリームも乾燥肌対策用から、相性の良いものを選びましょう。